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みやざき茶初入札会で7年ぶりに平均単価5千円超え

2024年07月30日

先だって行われた祈願祭の様子 祈願祭後の初入札会の様子

 4月12日にJA宮崎経済連茶流通センターでみやざき茶の祈願祭、令和6年度初入札会が行われました。祈願祭では100名余りの関係者が参加し、本年産茶の安定生産と高値販売を願いました。
 その後に行われた初入札会では、一番茶の芽ぶきが昨年よりやや遅めに進んでいるため、昨年の半分程度の出品となりましたが、高品質と評されている早生品種の‘さえみどり’や‘はると34’が出品され、最高値は2万4千円で、平均単価は5千773円となり7年ぶりに5千円を超える高値となり好スタートとなりました。
 宮崎県は全国第4位の荒茶生産量を誇りますが、南北に長い県であり沿海地域から中山間地域まで、各地域の特性に合わせた茶種の生産が行われ、品種についても様々な品種が栽培されています。
 今回の初入札会では、温暖な気候と、適度な降雨に恵まれた沿海地域の産地から早生2品種の煎茶が出品されましたが、今後、やや早生の‘きらり31’や最もポピューラーな中生の‘やぶきた’が出荷され、その後‘おくみどり’などの晩生品種が続く見込です。
 全国一の生産量である「釜炒り茶」の初出荷は、5月7日からの予定となっています

記事担当:宮崎県茶業協会